私は、ファイルサイズが大きい動画系が好きなので、HDDのリムーバブルケースを2つ使用している。
これは、“IOデータ”の製品だが、どのメーカーの物も大体構造は同じヨウナ感じだ。Fパネルから空気を吸い込み後方に排気していて、ファンは40ミリ、それほどうるさいわけではないが、キーンという感じの耳障りな音がしている。
冷却面では、いたしかたないとは思うが、40℃以下で安定させることは出来ない。
更に気になるのは、ここからケース内に流入した空気はフィルターを通っていないという事だ。
ずっと我慢してきたが、我慢できなくなってしまった。
まず、フィルターを取り付ける事を考えると、更に冷却は悪化し、更に風を送れば騒音も大きくなり、イタチゴッコだ。
3週間ぐらい考えた。
面倒な作業内容が、私の思考にブレーキをかけまくり時間がかかってしまった。
リムーバブルケース単体を眺めながら「綺麗な空気を通したいよなー。」 と 独り言。
言った瞬間ひらめいた。
綺麗な空気は私の部屋にはない、PCの中にあるのだと!
要するに、PC内の空気をFパネルから吹き出すようにすれば、PC内部は汚れない。
ダクトを作ってやれば、ファンサイズも自由に選ぶ事ができる。
モノを作るとき1~2個位は欠点が出来てしまう、4~5個位良い所がナイト良いモノにはならない、私の持論です。
トータル的に気にしている事があり、それは、「このケースではメモリーの向きが横に並んでいるので(地面と並行)メモリー間の温まった空気が停滞しやすい」と言うことです。
ヒートシンク付きの物を使ってはいますが、気になる所です。
そこで、メモリーの前にファンを設置して、2つのリムーバブルケースに導く事にしました。ファンは120ミリに決定(勘です)。
仕事で多少グラスファイバーの心得があり、FRPで作ることにしました。
リムーバブルケースは、40ミリファンを外し、アルミ板でフラットな面を作り、スポンジのオーリングで密閉するようにし、ファン側は置いてあるだけですが、太い配線やCPUクーラーのホースなどで動かないようになっています。
簡単なオス型を作り、ガラスクロスだけで貼り、縦に切ってオス型を取り出してから左右を合わせて作りました。あまりにも凸凹なのでパテも使っています。
苦労したけど、
コイツノのおかげで、
静かで汚れにくく、HDD温度は夏でも40℃以下を保てるようになったんです。